今日は私の周りでも気になっている人が多い、LCCのビジネスクラスのお話。今日現在、LCCでビジネスクラスが存在するのは、Air ASIA(エアアジア)とScoot(スクート)の2つのみ。
東京-バンコク便は今やさまざまなエアラインが就航し、選択肢も広がっています。ということはより複雑になっているということ。バンコクまでのエアライン、みなさんはどんな風に選んでいますか?
そんなバンコクフリークのために今回は1月に利用したScoot Bizの搭乗レポートをお届けします。
スクートビズの魅力とは?
今回は行き帰りともにスクートビズクラスを予約。(ノック)スクート航空は成田とドンムアン間を直行で1日2便つないでいます。9時台もしくは10時台に1本、13:55分(13時台)に1本。正確な出発時間はシーズンごとに変わるので予約時にチェックしましょう。
成田発は第2ターミナル。LCCですが、第3ターミナルではないので要注意。今回私が予約したのは、スクート運行の
TR869 (フライト時間 07:20) / NRT(成田) 09:35- DMK(ドンムアン) 14:55着
TR868 (フライト時間 05:45) / DMK(ドンムアン) 00:30- NRT(成田) 08:15着
15:00にバンコクに到着できるのでスクート便はかなりいい時間帯であるといえます。
9時台のフライトはスクート航空の運航でノックスクート運行は13時台のフライトになりますが、どちらのフライトもそれぞれのサイトから予約可能。ちなみに9時台のスクート航空の運航フライトはドンムアンからシンガポールへとつながっています。
購入する場合は念のため両方のサイトで検索をかけることをおすすめします。(変動性のため、価格が違うこともある)
スクートビズクラスを予約している場合、チェックイン時に優先レーンを利用できます。LCCの宿命でもあるチェックイン時の長い行列をスルーできるのは本当にストレスフリー。というわけでチェックインを済ませ、あっという間に搭乗の準備が完了。
ちなみに搭乗の際もスクートビズクラスからなので待ち時間を大幅に減らすことができます。
スクートビズ予約時に気をつけたいポイント
チケット予約時の座席指定ですが、絶対に「最前列」をおすすめします。というのも、最前列が一番シート間隔が広いから。前もって座席指定できるスクートビズなら絶対に最前列!と覚えておいてください。
またフードはプレミアムメニューの「チキンライス」をオーダーしておきましょう。鉄板でおいしい。
スクートビズクラスには食事のときにワンドリンクがついてきます。搭乗後席に着き、水が配られた後にフライトアテンダントが英語でオーダーを取りに来ます。何の説明もなく、ドリンクはどうしますか?と聞かれるのですが、これは食事のときのドリンクのことです。おすすめはビールで、わたしは赤ワインをオーダーしたのですがこれが全然おいしくなかったので、個人的にビール推し。
料理のサイドメニューにプリングルスと板チョコ1枚がどーんとついてきたのにはビックリでした。ちなみにプリングルスと板チョコがついてきたのはプレミアムメニューのチキンライスだけのようです。さすがプレミアム・・・!?
機内では飲食の持ち込み禁止と書かれていますが、ボトルウォーターくらいなら問題ないはず。水は必須なので忘れずに持ち込みましょう。
食事は水平になると同時にすぐに提供されます。帰りの便も同様で、ぶっちゃけ帰りは夜遅いのでスルーしてもいいかもしれません。
ちなみに機内の有料メニューはすべてシンガポールドルの表示になっています。カードが利用できますが、ぶっちゃけシンガポールドルのレートがわからず、これはいくらなんだろう・・・?とかなり震えました。(ちなみに現在のシンガポールドルは1ドル82円前後)
普通クラスの方は、念のためシンガポールドルの為替をチェックしてから行くといいかも。
機内の様子とシートについて
一番前の席だったので、搭乗後運転席もチラリと拝見できました。ビジネスクラスといえども機体もシートも古いのは事実。けれど7時間程度のフライトなので個人的に古さよりもシートの広さが快適かそうでないかを決める大きな要因です。
そういった面でスクートビズの魅力は計り知れません。通常価格での販売は片道3.5万円前後からスタートが多いようです。おそらく色々な税金等を含めると7.5万円程度。
個人的にはメリットを考えると悪くない価格設定かな、と思いますが毎月10日前後に行われるSALEで時々スクートビズのシートも安く予約できる場合が!この場合はなんと5.5万円前後で往復のチケットを購入できます。
実はもうひとつ、裏技が!それがアップグレードの事前入札です。実はこの日の多くのスクートビズユーザーもこのアップグレードを利用していた模様。というのも搭乗時にこの話をしていたひとが多数いたから。
噂では成田-ドンムアン間は最低入札価格が9,000円かららしいのですが、12,000-15,000円程度プラスすると乗れるというのですが、どうなのでしょうか。悩みどころです。ちなみに当日でも160シンガポールドル(13,100円前後?)でグレードアップ可能と放送されていたような。がこのときすでにビジネスクラスはいっぱいでした。
個人的には確実性と価格と照らし合わせても、事前入札よりもSALEの時に購入するのがおすすめ。ですが、もうエコノミーを買ってしまった!という方はチャレンジしてみる価値はあるかも。
スクートビズの最前列以外のシート間隔はこんな感じ。これでももちろん十分なシート間隔ではあります。
- シート電源無料(エコノミーは有料)
- シート指定無料
- 機内エンターテインメント無料
- 機内でのお食事はプレミアムセレクションのお食事とお飲み物(アルコール飲料を含む)を提供。
- 機内持込手荷物制限手荷物2個合計15kgまで(エコノミーは10kgまで)、受託手荷物制限30kg(エコノミーは20kg/個数制限なし)
- 優先搭乗、専用チェックインレーンあり
残念ながらWiFiは有料ですが、個人的にはあれば使うけどないならないでOKだと思っているタイプなので問題なし。
ちなみに帰りの便は食事等は一切必要ないのであれば、エコノミークラスのストレッチ・シート(キャビン最前列)も魅力的。このあたりもぜひ体験してみたい。
ちなみにスーパー・シート(足元広々スペース)は 2,320円 、ストレッチ・シート3,920円プラスになります。追加の料金表をチェックして購入し、快適な旅を実現させましょう。
ドンムアン空港に到着、そしてその後は・・・
久しぶりに降り立ったドンムアン空港はやや古い感じはしましたが、入国審査もスムーズで歩く距離も短くてすむので楽。想像していたよりもかなり便利な印象。
バゲッジ(スーツケース)もスムーズに確保できました。そういえば、バゲッジが早く出てくることはなかったような・・・。
実は機内にiPadを忘れてきてしまい、インフォメーションに伝えるとノック航空のカウンターで連絡を取ってということだったのでこちらへ。iPadはすぐに発見されたものの、次のフライトの準備があるため、1時間ほど空港で待って、とのこと。
日本の空港ならわりとすぐに届けてくれるのだけど、さすがドンムアン・・・。機内に忘れ物をすると時間をロスすることになるので十分に気をつけましょう。
ちなみに制限エリアを出るとSIMを販売するカウンターや両替所も。知らないうちに綺麗なカウンターができていました。
ドンムアン空港から市内中心部へのアクセスはエアポートバスがおすすめ。今まではタクシー以外の選択肢はないと思っていたのですが、このエアポートバスがかなり快適。ドンムアン空港とウィークエンドマーケットでおなじみのチャトチャック(モーチット駅)とをダイレクトに結ぶバスで、30B。
バンコクは渋滞がひどいのですが、空港からBTS&MRTの最寄り駅であるチャトチャックまではすぐ。20-30分見ていればOKで、しかも15分に1本は出ているイメージ。駅近のホテルなら、タクシーよりも早くホテルにたどり着けるかも。
ちなみに帰りのチェックインも優先カウンターですいすいっと。
早朝便なので3時間前にはカウンターが開くのもうれしい。早めについたらプライオリティーパスを使ってチェックインカウンターが開くまでの間ゆっくりできます。このあたりはまた改めてまとめます。
というわけで、コンパクトで想像以上にスムーズなドンムアン空港は私の中で完全に「アリ」になりました。いつもこれでもいいかも?
またひとつ素敵な選択肢が増えました。
スクート
Scoot Biz
スクートビズとはLCCスクート航空のビジネスクラスのことです。
ノックスクート
ノックスクートは、2014年6月にシンガポールのLCC「スクート」とタイのLCC「ノックエア」が合弁で設立したLCC